schedule

2024/02/10~25
Hinagazari 〜雛飾り〜
2024/1/13〜1/28
行然庵 古代(縄文)を紡ぐ
2023/12/2~12/24
オキーノ人の食卓
2023/11/3~11/12
衣田雅幸展 CATS
2023/10/14~10/29
大森梨紗子 展

オキーノ人の食卓
梅田俊一郎 木漆工芸展

2023年12月2日(土)
~12月24日(日)

11:00~18:00 
※水・木・金曜日はお休み

2(土)の初日、10(日)、17(日)、24(日)
の最終日、梅田俊一郎さん在廊予定です。

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小さい頃母親の実家へ遊びに行き皆で食事をしていた時、
おじーがあまり見たことのない不思議な感じの黒い木のスプーンを使っていた。
同じモノを食べているのにそのスプーンを使っていると、
おじーの所作も相まってとても美味しそうにみえた。
その不思議な黒い木のスプーンがどうしても気になり、
おじーにそのスプーンのコトを聞くと、オキーノ島に暮らしている
オキーノ人が使っているスプーンだと言った。


それからおじーがオキーノ人のはなしをしてくれた。


僕のおじーとそのまたおじーは樺太島でアイヌ人と漁師をしていた。
ひーおじー達が遠い所まで漁へ出かけた時は決まって
オキーノ島に滞在したらしい。


おじーの話では、
オキーノ島はアイヌ人が教えてくれた小さな島で
その島には海洋民族オキーノ人達が暮らしている。
多くの海洋民族が中継地点で集まるこの島は様々な文化が
ゴチャ混ぜになって、絶妙なバランスで成立ち息づいている。


そして、この島の人達は皆食いしん坊だ。
シンプルにただ生活するために生きている。


身の回りにある自然から生まれたモノで生活する道具を造り、
そして豊かな自然から生まれる美味しいモノを感謝しながら毎日食べる。


それ以上でも、それ以下でもない。


食べるコト
造るコトが喜び


そんな価値観が根付いていて
大体は食べることしか考えていないらしい。
たまに食べることでケンカするけど皆仲良く暮らしている。


おじーからそんな食いしん坊なオキーノ人の話をきき、
黒い木のスプーンでご飯を食べながら、
僕なりの オキーノ人の食卓が頭の中にボンヤリと浮かんでいた……


小さい頃に出逢った不思議な黒い木のスプーンを使っている
そんなオキーノ人に想いを馳せて。





梅田 俊一郎




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『梅田木漆工芸舎の手道具 体験会』
12/10(日)・12/ 11(月)

梅田俊一郎さんの手道具を使って、食べる事に使うスプーンを作ります。カタチはオキーノ人の色々なスプーンの中から選んでいただけます。

13:00〜16:00
参加費: 4,000円 各日定員4名さま(お茶付き)


〈ご予約受付中〉

『オキーノ人の食卓を囲む会』
12/17(日)

梅田俊一郎さんが作ったスプーン、器で召し上がっていただく食事会。その時期の食材、隠岐島から届く海藻を使って、みくり食堂の林澄子さんが冬の食卓にぴったりな煮込み料理をつくってくださいます。 
あなたの中のオキーノ島の物語も目覚めるかもしれません!食いしん坊のオキーノ人になったつもりで食卓を囲んで食べるコトを喜びあいましょう。

12/17(日)
①13:00〜 ②14:30〜 ③17:00〜
参加費:2,200円 各会定員4名さま
※info@falt.meまでご予約ください。
※この会では、アレルギーがある方への食材の対応はできませんのでご了承ください。


いるふ。宮本佳緒里さんの布作品も展示販売いたします。
いるふ。宮本佳緒里さん instagram

梅田俊一郎さん instagram






12月24日のクリスマスイブの日に、『オキーノ人の食卓』を無事終えることができました。

お越しくださった皆さまありがとうございました。


梅田俊一郎さんの作品をご覧いただき、梅田さんの言葉、そして会期中のワークショップや食事会を通して、どんどん「オキーノ人って?」「オキーノ島って?」という?がそれぞれの方の中で現実化していったように感じています。


こころの中にあたたかい ぽっ としたものが灯る感覚を持ちながら、またいつか、この物語の続きをご覧いただける機会を、、、

という想いで今回の作品展は 「お し ま い」です。


梅田俊一郎さん

本当にありがとうございました





そして

オキーノ人の食卓を一緒に紡いでくださった



いるふ。宮本 佳緒里さん

みくり食堂 林 澄子さん

海人ノショップ 天野 治美さん

鍛冶屋のカージー ka_ji_ さん


皆さんと一緒にこの場所を作れたことを幸せに思います。

本当にありがとうございました。


 


 


 


 


 



12月17日日曜日は『オキーノ人の食卓を囲む会』でした。



みくり食堂の林澄子さんにお越しいただき、食いしん坊の皆さんで食卓を囲むお食事をつくっていただきました。




隠岐島で海女をしながら、海藻を収穫し加工してる、 天野治美さん @oki_uminoieから届いた海藻やみくり食堂さんと繋がりのある農家さんからの食材をふんだんに使った煮込み料理にみなさんオキーノ顔になっていました。




お越しくださったみなさま
ありがとうございました

。


この食事に添えてくださった澄子さんのすてきな言葉とともに、おなかもこころも満腹になりました。




昨日、食事に添えてくださった言葉です



 


北の海に浮かぶ島で暮らす
海洋民族「オキーノ人」のごはんを作って、と、
梅ちゃんから依頼が来た。

オ

キーノ人って?



オキーノ島は、色々な文化が交流し、
混じり合う場所なんだ、と梅ちゃんが言う。




「とりわける料理」という言葉が、浮かんだ。

違う個性の食材を、ひとつの鍋で煮る。


思わぬハプニングが調和する時。
海のもの、山のもの。
北のもの、南のもの。



ひとつの皿を囲み、集う人々。
自分のお皿に取り分ける行為。



顔を見合わせて、
和やかにご飯を食べるということに
憧れがある。



ごはんと共に、人すらも分かち合うつもりで、
一緒に食卓を囲めたら、
過去の重さは、未来の軽さにつながるのではと思う。



違う個性をお互いに認めて交流する。

時には、辛いこともあるかもしれない。


でも、喜怒哀楽が、生きている、という事なら、
体感や感情が、自分の中で、ニュアンスとなり、


いつか良かったことになるはずと信じている。



だからこそ、生きづらい時は、気のおけない誰かと
食事ができる事は至福の時間、だよね。



祈りを込めて、「とりわけて食べるごはん」を。




 


みくり食堂
 林 澄子


 


澄ちゃんありがとうございました


 


 


  


 


 


オキーノ島



おじーから聞いた世界の何処かにあるオキーノ島。


10月末辺りからオリオン座が東の空に現れる。ひーおじー漁師達はそのオリオン座が出るのをソワソワ心待ちにしている。







東の空にオリオン座が見え始めるとニシンが取れ始めるからだ。

ニシンが産卵期を迎えると大群で産卵し海が白く濁る「群来くき」と言う現象がおこる。

その時期になると昔は海がそこら中で真っ白になり、唸るほどニシンが取れたと言っていた。



そしてもう一つの楽しみは、オキーノ島へ行けるようになるからだ。

ニシンを追いかけながらオリオン座を目指して船を進めるとオキーノ島へ辿り着けるらしい。



不思議なことにオリオン座が出ていない時期に、いくら同じ方向へ進んでもオキーノ島へは辿りつけないらしく、

オリオン座が出る時期だけは潮の流れが変わるからと言っていた。



東の空にオリオン座が現れ潮の流れが変わりニシンがその潮の流れに沿って産卵し始める。

そのニシンを追って、人や魚、鳥達が群がり一つの大きな生命体の塊となりオキーノ島めがけてやってくる。



全てが大きな自然の巡りの1つのパーツとなり、広い海の中に川のような生命の流れが生まれ島へとたどり着く。





まるでオキーノ島が産卵期を迎えているかのように…







オキーノ人のスプーン



オキーノ人はみなスプーンが大好き。

食事のときには必ずスプーンを使う。

しかも色んな種類のスプーンを使いわける。

ディナースプーンやスープスプーン、ライススプーン、デザートスプーン…



この島ではスプーンやうつわなどの食器類はみな男性が造るのが一般的だ。

そして興味深いのは、男性が気に入った女性に自分の造ったスプーンを

プレゼントするという風習がこの島にはあるところだ。

女性がスプーンを受け取ったら想いが通じた証となる。



昔からスプーンの細工が上手な男性は、漁に使う道具や仕掛け造りが得意な証となり、

家族の美味しい食材を確保出来る頼もしい男性の証となっている。



この島ではスプーンの細工が上手な男性はモテモテなのだ。


 


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