2024年(令和六年)2月10日(土)~
2月25日(日)
11:00~18:00
※水・木・金曜日 休み(23日の天皇誕生日はOpenしています)
我が国の「お雛祭り」の歴史は古く、元は人間の雛形の意味で祓いの人形として用いた人形がいつのまにか雛に混じり名も雛祭、雛の節句になったといわれています。又一節には、神代 少彦名命(スクナヒコナノミコト)の彦名を中略してヒナと唱え来る云々ともあります。少彦名命(スクナヒコナノミコト)は、上巳の節句で雛人形の起源とされています。親神のカムムスヒから「これからは、大国主神(オオクニヌシノカミ)とともに国造りをしなさい」と言われ国造りに励みます。しかし、出雲の国から伊予の国への旅の途中で病に倒れてしまいました。心配した大国主神が『速見の湯(大分県別府)』へ導き温泉に少彦名命を浸すとたちまち病が治ったという道後温泉の開湯話があります。ここから、少彦名命は温泉の神様、医療の神様として伝えられるだけではなく、特に婦人病回復の守り神、女性の仕事であった裁縫の神様としても信仰されるようになりました。他にもたくさんの言い伝えが日本各地に存在します。
雛人形は立雛、座雛、寛永雛と変遷して今日に至っているとも言われています。
2017年2月に、陶造形家・岡野香さんのHINAKAZARI〜雛飾り〜を初めてフェルトで展示していただきました。岡野さんと一緒に今の日本のライフスタイルの中で、日本の伝統文化である「お雛祭り」の文化と精神をどうやって引き継いでいけるのかを考え、「お雛祭り」の精神を岡野さんに形にしていただきました。その後、岡野さんの天使の作品や2021年の2度目のHINAKAZARI〜雛飾り〜展、毎年WEB限定で発表していただいた立雛を経て、岡野さんのお雛様は少しずつ変化を遂げ、今年また新しい〜白いお雛様〜がたくさん生まれています。お互いを尊重しながら寄り添う、凜と鎮座する岡野さんのHINAKAZARI〜雛飾り。
旧暦のお正月、新月の日から開催いたします。
お雛祭りに込められる家族や大切な方への想いを、お雛様にこめて。幸せを願い、春の季節を寿ぐ節目に、日々過ごすお部屋に、そっと飾る。そんな季節がまたやって来ます。
時代の流れの中で、フェルトは今年3月、幕を閉じることとなりました。
フェルトでの最後の〜雛飾り〜展。
ぜひ、ご覧ください。 旧正月 元日
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profile
岡野 香 Kaori Okano
陶造形家。
略歴
1991 京都市立芸術大学大学院修了
1998 アトリエ「CLAY LAND」を開く
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岡野香さんの在廊日のスケジュールは決まり次第SNSでお知らせいたします。
instagram @faltikeda