hen to nen

2017年8月22日(火)
~9月3日(日)

12:00~18:00

※水曜日 休み 

へん と ねん

森でいただいたご「えん」をきっかけにつどい、くわだてを始めた。
くわだては、個々の「てん」がつながり、「せん」となりあらわれる。
「せん」同士が交錯し収束したかたちになると「めん」ができる。
「せん」は「てん」の無数の「れん」ぞく。
「めん」は「せん」により規定された領域であり、
無数の「てん」により囲まれているともいえる。

チプラスタヂオ、ささたにちなつのつくるもの。
あるものは「せん」にみえて、あるものは「めん」にみえる。
ときには「せん」と「せん」が「てん」で接している。
作品だけをみるとそんなふうに説明できるが、実際はそのものから生み出される
その間にあるもの、それが一番の魅力なんではないか。

わたしたちの「へん」くつな、がい「ねん」によれば、
「てん・せん・めん」の間にあるもの
それは「へんとねん」
このふたつを手掛かりに、「テン」セグリティのがい「ねん」をもちいて、
じっ「けん」をしてみようとおもう。

へん と ねん
「へん」は、「てん・せん・めん」 の構成要素をもつ
わたしたちがつくりあげる 目に見える空間装置
「ねん」は、そこに纏わりつく
念 然 音 寧
その空間装置によってうまれる ゆらぎみたいなもの

「へんとねん」をたぐり寄せ、空間と人を紡いでいきたい。

大橋史人

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ささたにちなつ展示
8月22日(火)~9月3日(日)

大橋史人
テンセグリティ ワークショップ
定員6名 2,500円
8月22日(火)15時〜、18時〜
(箕面の『季節といなり 豆椿』のいなり付き)
9月3日(日)13時〜、16時〜
(箕面の『季節といなり 豆椿』の甘味付き)

*ワークショップのご予約はメールにて、 info@falt.me
 参加希望の日程と時間、参加者のお名前をお知らせください。
*チプラスタヂオのクリプトクリプを使用したワークショップも予定しています。

テンセグリティワークショップは全て満席となりました。
お問い合わせありがとうございました。

季節といなり豆椿
展示にまつわるお菓子の販売
8月22日(火)~9月3日(日)

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ささたにちなつ(チプラスタヂオ)
1971年 兵庫県生まれ
1996年 大阪造形センター(OZC)入学 基礎造形・デッサン、創造の楽しさを教わる。
1999年より作品展、芝居の空間装置、パフォーマンスを行う。結婚・出産を経て、金物加工での生活周りの作品、フックやポストカードスタンド、布や紙などミクストメディアでのオブジェ制作に取り組む。

チプラスタヂオ
http://tipurastudio.weebly.com/
instagram:tipura_studio

大橋史人
1974年 神奈川県生まれ
2000年 日本大学大学院修士課程修了
2009年 一級建築士事務所FOAS大橋史人建築設計設立。
建築・家具の設計、イベントの空間構成などをとおして、『心地よいと感じられる場をつくりだすこと』を目指し、日々を暮らす。

Fumihito Ohashi Architecture Studio
http://fo-as.com/
instagram:fmichit

季節といなり 豆椿
http://mametsubaki.blogspot.jp/
instagram:mametsubaki_inari

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テンセグリティ(tensegrity)とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。張力によってバランスが保たれているという構造。その構造の特徴は「連続した引張材」と「不連続の圧縮材」の組み合わせにより、まるで圧縮材が宙に浮いて見えるところにある。芸術や建築でこのテンセグリティが使われているが、近年ではスポーツや整体など医学の分野でもこのテンセグリティの理論が使われており、今後様々な分野での応用が期待されている。

バックミンスター・フラー
(1895年-1983年)アメリカ・マサチューセッツ州出身の思想家・デザイナー・建築家・発明家・詩人・作家。人類の生存を持続可能なものとするための方法を生涯を通して探りつづけた人物。「Less is more」ならぬ「More for less」をスローガンに、最小の資源で最大の効果を達成するという発想で数々の発明にチャレンジしました。彼は、デザイン・サイエンスの論考の中で美しい言葉ですべての人に語りかけています。『宇宙は、人間が成功へと導かれる唯一の方法は失敗から学ぶということを教えてくれる。失敗とは、個々の人間に生きるということを悟らせるために宇宙の叡智がとったもっとも力強い方法である。人間のこころは宇宙の中で完全な成功を収めるようにデザインされている』
また彼は、独特の富の概念を持っていました。『自分の時間をより有効な探査的な投資に解放すれば、それは自分の富を増やすことになる』
この言葉から、現代のわたしたちは何を読み取れるでしょうか?

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hen to nen 9月3日、無事に終了いたしました。


残暑の厳しい頃に始まった展示も、終わる頃には季節は移り秋の気配が。たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。大橋史人さんのテンセグリティのワークショップも満席となり、テンセグリティがどういうモノなのか知って頂くいい機会になったのではと思っています。チプラスタヂオ ささたにちなつさん、FOAS 大橋史人さん、季節といなり豆椿 細井久美子さん三人のゆらぎをhen to nenの展示から感じていただけたのではと思っています。今後のそれぞれの活躍も楽しみでなりません。終えて数日の今、お越しくださった方々の顔を思い出しながら大変嬉しく感謝しております。本当にありがとうございました。






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