2018年10月6日(土)
~10月28日(日)
11:00~18:00
※火・水曜日 休み
nakabanさん在廊日:10月26日(金)
(ランテルナムジカ開催の27日(土)もお昼過ぎまで在廊予定です)
版画の中で影が傾く。
現実よりもやや強めに。
コップやフルーツ、建物の影が傾く。あなたの影も傾く。
うっかり影をつけるのを忘れていたモチーフもある。
版画を刷って額におさめる(ヒグさんという方の特別な額だ)
ほんものの影と絵の中の影。
ふたつの影を楽しんでいただきたい。
2018. 10月 nakaban
額制作:COZY FACTORY 樋口晃史
今回の版画展に合わせて木工作家、COZY FACTORYの樋口晃史さんに額を制作していただきました。
nakabanさんに樋口さんの額の試作を見ていただき、その後今回の版画展のタイトル “L’ombre”と上の言葉が送られてきました。フランス語で “影” を意味する “L’ombre”。現実の世界には光と影があり版画を “影” と捉えるnakabanさんの世界観。そこにはただ単なる視覚的な影だけではない哲学的な”L’ombre”が存在するような気がしています。
樋口さんの額にもひとつひとつ手仕事で彫られた光と影が無数に存在し、Fältの光の中でその〜ほんものの影と絵の中の影〜がどんな風に融合するのでしょうか。
16点の新作がFältにやってきます。是非たくさんの方に観ていただきたいと思っています。
nakaban(画家)
なかばん|1974年広島県生まれ。広島県在住。
旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、印刷物の挿絵、絵本、映像作品を発表する傍ら、音楽家のトウヤマタケオと『ランテルナムジカ』を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。’13年には新潮社「とんぼの本」のロゴマークを制作。
主な作品に絵本『よるのむこう』(白泉社)『みずいろのぞう』(ほるぷ出版)『ないた赤おに』(浜田廣介作/集英社)『フランドン農学校の豚』(宮沢賢治作/ミキハウス) など。
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今回の「nakaban 版画展 “L’ombre”その他の新作」開催中の10月27日(土)
同じ池田市のGULI GULIさんにおいて音楽家・トウヤマタケオさんとnakabanさんによる
〜旅する劇団・ランテルナムジカ〜のライブを開催いたします。
“Lanternamuzica(ランテルナムジカ)”
音楽家・トウヤマタケオと画家・nakabanにより、2010年に結成された音楽と幻燈で全国を旅するライブ・プロジェクトです。ランテルナムジカはそこに居る人たちと一緒に旅をします。訪問先は画家のアトリエや音楽家のピアノ室。どこかの小さな映写室。そしてさまざまな場所へ。忘れられた図書館の古テーブルでページをめくるように、サーカス小屋、ピアノホール、水族館、瓶の底、陶磁器のヒビの中から東欧の深い森の奥まで、列車から眺める風景のように移ろい行く事でしょう。
普段は音楽と絵という異なる世界でそれぞれの芸術性を追求している二人。“ランテルナムジカ”という場でしか融合しない“何か”をイメージして進行していく空間は、その時にしか存在しない音と光による幻想のようです。森に囲まれたGULIGULIの秋の夜、ランテルナムジカと旅する特別な時間をお楽しみください。
40名限定のとても特別なライブになると思いますので、是非お早めにご予約を。
ご予約は下記GULI GULIさんHPご参照ください。
https://www.guliguli.jp/single-post/2018/09/21/lanternamagicaLIVE
2018年10月27日(土)
場所:GULIGULI gallery
開場:18時 開演:18時30分
料金:3,500円 未就学児は無料
GULIGULI・Fält 共同企画
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